2011年1月10日月曜日

4日目、峡谷巡り

ポートランドの峡谷巡り、凍った滝を見に行こう、と誘われ、見に行くことに。

昨晩のビアポン遊びのために、朝はなかなか起き上がることができない。正午になり、さすがに起きなければと、無理やり起こして朝シャンを。

ポートランドに来てから、体にしみる寒さを味わっていなかったが、峡谷巡りに向けて重装備で臨んだ。車の中からも峡谷の先端を見たり、湧き出る水を見たり、近づくにつれて期待が高まる。この峡谷はポートランドにとって重要なものであり、小学校では必ず習う。一回の巨大な氷河によって削り取られたため、荒々しい形をしているとのこと。

アメリカにもこんなに自然を感じる場所が都市の近くにあったとは。圧倒的な自然の前に、感動と驚き。氷河によって削り取られた荒々しさと、表面の苔の静けさが共存する。そして、全てを打ち消すような大きさの滝が、その峡谷の間から地面を打ちつける。地面に打ち付けられ頭上から降りつける水の量が、滝の力を物語っていた。降りつける水を感じているうちに、寒さが襲ってくる。重装備で臨もうとも、周りは水が凍るくらいの気温。しかし、この寒さが神秘さを強調させた。自然の力の強さ、新鮮さ、都会にいては忘れてしまう感覚を取り戻す気がする。周囲にいる観光客も、静かに自然を感じるように観賞していた。アメリカ人のイメージ、観光名所ではしゃぐ子供のような人々という勝手な固定観念を壊され、自然の偉大さ一層感じた。

真冬に見るこの景色と、夏に見るこの景色はどれほど違うことか。友人のジェフの話から想像する以外に方法はないが、夏には避暑地として楽しい明るい雰囲気に景色が変わるのだろう。子供のころによく遊びに来たということからも、家族で遊ぶ風景が目に浮かんだ。夏にも来てみたいな、何度来ても飽きない場所だろう。

アメリカという発展した国、移動のほとんどを車で行い、パソコンが普及し、全自動食器洗い機が当たり前のものになっているこの国でも、やはり自然は大切なのだろう。人間にとって、全ての人にとって、自然の偉大さを時々は感じたくなるのかも。自然の持つ新鮮さには不思議と人を引き付ける魅力がある。日本が持つ自然も、人の手を加え過ぎるのではなく、共存できたら良いな、とアメリカの自然を見ながら思った。

3 件のコメント:

  1. うめお久しぶり★KSCのよしみです。
    小学生のときにポートランドの隣のビーバートンという田舎町に住んでましたw ポートランドも父親が働いててよく行ってた記憶があります。いいとこだよねー。うめの日記を読んでなつかしくなったのでつい書き込んでしまいましたw 滝ってマルトノマの滝?

    一ヶ月間、楽しんできてねー!うらやましい!!!

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  2. 毎回楽しく読ませてもらってるよ。マツです。近くないかもしれないけどペンシルベニア州(確か)にあるfalling waterという建築、是非見てきな。俺は写真でしか見たことないけどこれがまさに自然との共存であると思える20世紀を代表する名建築。
    あと要望だけどこのまま帰ってくるまで日記続けてくれ。

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  3. よしみ>
    コメントありがとう。
    滝はマルトノマの滝だよ。本当に自然の良さを感じることができる場所だよね。
    また色々書いていくね。
    まつくん>
    ペンシルベニア州には、いけないんだよね。今回は友達に連れて行ってもらってるから、少し厳しいんだ。
    けど、コメントありがとう。
    すこしだれることもあると思うけど、帰るまでは続けるよー。
    パーティとか、ニューヨークとか、NBAとかいろいろ書くつもりだから、楽しみにしててね。

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