2011年1月7日金曜日

ポートランド、1日目

飛行機から降りた瞬間、白銀世界が一面に広がると思っていた。

ジェフの話から、地図で調べた緯度から、そしてニューヨークが大雪だとのニュースからポートランドは大雪のイメージ。なんと言っても、アメリカの北端、それに海にも近いので湿気は十分なはず。

飛行機の中から眺めた風景は、真っ暗で何も見えなかった。しかし、着陸した瞬間に周りの景色が白で覆われていなかった。

ちょっと拍子抜けした気分になったが、飛行機から降りると寒さはイメージ通りであった。やっぱり寒い。

寒さに耐えながら空港を移動する。ジェフのお父さんが迎えに来て、ジェフの家に向かう。久しぶりの英語、久しぶりの風景。住んでいた場所とは違うが、助手席に座っていると全てが懐かしく感じる。マクドナルドやタコベルなどのファーストフード店を見て、心がワクワクしている。心のワクワクというものは風景の見え方を全て変えてしまう。普通のものが嬉しくなるし、汚いものも珍しいと好意的なものになる。

日本に初めて来たアメリカ人が、ごみ箱と写真を取って、満面の笑みを浮かべていたことを思い出す。自分はアメリカではどう思われているのだろうか。

どうせこのワクワクは最初の間だけなので、精一杯楽しむべきなのだろう。

そうこう考えている間に、家についてしまった。ホッとしたのか、飛行機の中で眠ることができなかったのが影響してか、頭の中が真っ白になるほどの眠気に襲われた。2年前は時差ぼけなど感じなかったのに、今回は少し違うな、と思いながら休憩を取らせてもらった。せっかく話す時間をもてたのだから、ジェフのお父さんと色々話したいと思ったが。やはり頭の中が真っ白に近い状態では何も話すことができなかった。

まさか6時間も通しで眠ることができるとは思っていなかったが、それほど疲れていたのだろう。

今回の時差ぼけは少し強いかもしれないからいつになったら元気に戻れるか、少し心配だ。飛行機に乗った瞬間に、時計は現地時間にしていたのに。ただ、この身体の疲れであれば、夜もまたぐっすり眠ることができると思う。それに一緒にいるメンバーがサムとジェフ。二人とも大酒飲みだ。疲れていようが、いまいが関係なく眠ることができるだろう。アメリカで飲む初ビールを楽しみながら眠ることになるだろう。

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